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関わってくれている子どもたちや、その親御さんへ向けて発信しています。健やかな育ちを願って!

「日本から農家が消えつつある」~岡本よりたかさんの投稿より~

岡本よりたかさんのFacebook投稿を読んで強く共感した。
友だちや知り合いに読んでもらいたいと思うので紹介したい。
 

[http://:title]

 
Facebookを読むのに抵抗がある人がいるかもしれないので、こちらにシェア。
「日本から農家が消えつつある」
僕が自給農を謳うのは、農家が減っていくことへの警告であって、それを望んでいるわけではない。
まず国の根本的な政策骨子として、農政の拡充があるべきである。
農家が生活苦に陥るような国は、国としての体をなしていない。
理想を言えば、農家は潤沢に食材を社会に提供し、農家の暮らしも潤っていることだ。
そうなれば、社会の多くの人は、食材を心配することなく、やるべきことに集中できる。
僕は一億総兼業農家をとは言っているが、全ての国民が農に勤しむのは現実的ではない。
現実には多くの仕事が存在し、誰かがそれを引き受けなくてはならないわけだが、そのためには、食材の価格が今の二倍以上になることも受け入れる必要がある。
国は国民から税金という名で、収入の多くを巻き上げ、無駄に使っている。政権に擦り寄り支える企業を優遇し、国民からは金を巻き上げるわけだ。
そうなると、今の食材の値段でも、エンゲル係数は高くならざるを得ず、だから国民は食材は安ければ安い方がいいと思い込み、結果的に農家を苦しめる。
さらに行きすぎた化学によって食材は改変され、研究者は世の中を救ったとばかりに勢いづき、国民はその食材を有り難り跪く。
その結果、農家の激減と自給率の低下を招き、自分たちの明日の食料が消えるというリスクを背負う。
海外依存の食材や食料生産など、恐ろしいほどに脆弱なのである。このコロナ禍でそれを知ったはずだ。
自給農をすることで、おそらく多くの人は食材の生産の大変さが身に染みてくるはずである。そうなれば食材の価格が多少高くても抵抗がなくなる。
農家は出来るだけ化学に依存せずに食材を生み出し、今よりも高めに売る。この二方向の価値観が一致すれば、農家も国民も生きやすくなるはずである。
僕の理想は実はそこにある。
自給農、そして農家とのコミュニティを大切にし、政府のやることをボーっと見ているのではなく、自ら行動すること。
そうしないと、世の中は何も変わらない。
それにしても、特許のかかった放射線育種米とか、国は相変わらず農家の権利を奪っていくことに勤しんでいる。呆れてものも言えない。
まずは食材作りを学んでみよう。
一つでも二つでもいいから作物を作り、その大変さを知ろう。そうすれば、食材の価格に対する考え方が大きく変わると思う。
【Onlineセミナー】
岡本よりたか無肥料栽培《秋の集中講座》
〜2023/10/10.11.12〜 (アーカイブ配信あり)

(注:太字は私が付けたもの)

 

岡本さんのことは、8年くらい前に友だちから教えてもらった知った。
無肥料栽培を提唱し、岐阜県郡上市の山里で農業をしながら、全国でセミナーを開催している。種を守る活動もしているし、本も何冊か出版している。

ja.wikipedia.org


4年くらい前に名古屋で行われたセミナーに娘と出かけた。
一度実際にお会いしたいと思いながら、なかなか実現できない。

私自身は食材作りは実際に作業などしていない。
だから偉そうなことは全然言える立場ではないのだけど、せめてこういう情報を伝えたいと思って動いている。

あ、そういえば、今年はバケツ稲を栽培した。

孫が触っている。
この前稲刈りをしたので、今週は樅摺り(もみすり)をする。
どんなお米になるのか楽しみだ。

この前面談をした中3生には、家に畑があるならぜひ手伝いをしてほしいと話をした。
自分で食材を作る経験とスキルが、自分や家族を守ることになるのだから。
目の前のテストの点数よりはずっと大事なことだと思う。