2021年、夫が実家をリノベーションして、農家民宿にした。
昨年退職してから、仲良くなった大工さんに助けてもらいながら、自分で出来るところは自分で工作してきて、およそ一年。
だいたい形が整ってきた。
それで、この夏休みに中学生の勉強合宿を開催することにした。
これまでも、友だちや知り合いを呼んで、ご飯食べたりお酒飲んだりしてきたが、本格的に宿泊してもらったのは初めてのこと。
高木教室として、長年宿泊しての勉強会をしたいと思ってきたのだが、それが遂に実現したと言える!
初めてのことだから、写真を入れながら、どんなことをやったのかを記録しておきたい。
いきなりだけど、時遊庵の建物前景を見せるために、二日目のラジオ体操風景から。
8月7日 朝9時20分集合。
生徒たちはそれぞれに自家用車で送ってもらってやってきた。
福岡方面からは、加子母の入り口付近から左折して東白川を川沿いtに走り、途中で右折して山道に入る。
桜峠という峠を越えるのだけど、一応国道昇格したものの、かなりのくねくね道。
途中で道を間違えたのではないかと不安になった親さんもいらしたみたい。
それでも何とか無事に到着し、9時半から「始まりの会」をした。
大きな囲炉裏を囲んで、時遊庵のオーナーの話を聞くみんな。
(時遊庵オーナーが抱っこしているのは、講師あまこの赤ちゃん)
10時。1回目の勉強開始。
8月末に数学検定を受検するので、その対策勉強。
(コロナ対策のマスクは、あまり意味がないと考えるし、熱中症になる危険性の方が大きいと思っているので、自由とした)
12時。お昼ご飯作り。
おにぎり🍙を素手で握ることに挑戦してもらった。
おにぎりは、私が記憶するに30年くらい前までは、素手で握るのが当たり前だった。
ところが、ラップを使って握ることがだんだん広まって、今では素手で握る人は少数でしかないと思う。
ラップの方が断然清潔だし、ご飯粒が手にくっつかなくて楽だから。
私自身も、娘の保育園時代にみんなでおにぎりを作って食べる機会があって、そこで、ラップを使うと便利だよ~と教えてもらい、だんだんラップで握るのが普通になっていった。
でも。。。。。
ここ5年ほど、行き過ぎた清潔志向に疑問を感じてきて、またなるべくラップを使わない生活を心掛けてもいて(ゴミを減らすことなどのために)
昔のように素手で握るようになった。
おにぎりを素手で握るかどうかについては、調べてみると賛否両論あるけれど、圧倒的にラップ派が多い。
でも、私はあえて素手で握る体験をさせたいと思った。
生徒たちに訊いてみたら、素手では握ったことがない子がほとんど。
でも、嫌だ~という声は上がらなかったので、まずは自分の食べる分を握ってもらった。
ミネラルたっぷりな岩塩を使い、ご飯には、炊き込みわかめや時遊庵自家製梅干しやオーガニックのお店で購入したゆかりを入れた。
生徒の握ったおにぎり。
おにぎりの握り方については、昨年書いたこっちの記事も、関心あれば読んでね。
お昼ご飯を食べ終わったら、片付け当番が食器の片づけをした。
そして、13時くらいからは自由時間。
男子二人は魚釣りに出かけ、あとのメンバーは川遊びに行った。
写真はないので、一週間前にあまこと友だち家族で写した写真を!。
美しい川でしょ!
泳ぐつもりはなかった女子が二人、びしょぬれになって戻ってきた。着替えがないらしく、パジャマになっていたのが笑えた。
みんなが戻ってきて、休んだあとは、午後の勉強時間。
さすが中3生!
ダレルこともなく、勉強し始めた。
この時間は国語の課題作文。
課題に対して3つの作文(意見文)を書く。
上手く書けていないと容赦なく書き直しになる。
作文が苦手な男子も頑張っていた。
5時半になり、夕食の準備にかかった。
夕食の目当ては、
①土鍋と鍋でご飯を炊く
②市販のカレールーを使わないで、夏野菜カレーを作る
大半の家庭では炊飯器を使っていると思うが、停電になったりするとご飯炊くことが出来ない。
そこで、普通の鍋でもご飯を炊けることを経験させたいと企画した。
2つのグループに分かれて、お米の炊き方と「カレーの壺」というものの入れ方だけ教えて、あとは自由に作ってもらった。
まずはお米を研ぐところから。
野菜を洗った切ったりしながら、どちらのグループも手際よく作っていった。
野菜を炒める時にカレーの壺を入れるのがコツ。
丁寧に灰汁を取っている子がいた。
最後に水で溶いた小麦粉を入れて、とろみを出した。
(*カレーの壺はミラマールで扱っています)
完成した夏野菜カレーとサラダ。
みんなでいただきまーす!
夕食が済んだら、勉強をしながら、順番にシャワータイム。
時間は一人10分。
男子はけっこう早く出てきた。
3人の女子は一緒に入って30分、ゆっくり楽しんでいた。
まるで小学生の修学旅行のように?キャーキャーいう声が聞こえてきた。
勉強も少し飽きてきたところで、女子の一人が手品を披露してくれて、みんなで楽しんだ。
そして、夜のお楽しみが9時から始まった。
最初は、時遊庵オーナーの川のプレゼン。
佐見川を愛するオーナーの思いが伝わる内容だった。
次は、キャンドルナイト。
キャンドルだけにして、みんなで話をした。
話題は二つ。
①自分が小学校入る前の思い出。
嬉しかったことでも、悲しかったことでも、怒れたことでも何でもいい。
一人ずつ話をしていった。
②1年か2年後の自分。
高校へいった自分は何をしているのかな?
なるべく具体的にイメージして話をしてもらった。
キャンドルを消して、今度は庭に出て、お楽しみの花火!
この日のために私は、すべて日本製の高級花火を準備していた。
そこらに売っているものより、ずっと長持ちする良い花火だという。
私自身もすごく楽しみだった。
本当だった!!
普通の花火よりずっと明るく、思わず「きれい~!」と歓声が上がった。
時間も長いこと消えなかった。
最後に線香花火対決をした。
二人ずつ同時に点火して、どっちが長持ちするか?
結果は私とあまこが長かったので、決勝戦をした。
で、私は負けた・・・・。
でも、生徒たちの「塾長、がんばれ~」という声援が嬉しかった。
夕食時の記念撮影。
合宿1日目が無事に終わった。
生徒たちは、12時には静かになり、みんな夢の中へ~。
(2)後編へ続く