1月24日に岐阜県知事選がある。
今回、立候補しているのは、
①5選を目指す古田肇現知事(自民党)
②官僚を辞めて知事選に挑んだ江崎よしひで氏(無所属 自民推薦)
③「新日本婦人の会」会長の稲垣とよ子氏(無所属 共産党推薦)
④元県職員で現在薬剤師の新田ゆうじ氏(無所属)
今回注目されているのは、自民党が分裂して2人の候補者を立てたから。
これには、県の自民党本部や県議会の中での思惑やいざこざ?があったみたいだけど、それはここでは書かない(話を聞いたけどよく分からなかった)。
古田知事が5回目の選挙に出ると言う話を耳にしたときに、夫と話した。
「そりゃ、ないよなあ」
「いくら悪いことがなかったとしても、長すぎるら」
「若い人に譲らないといかんよね」
そしたら、自民が分裂して新人の江崎氏が出馬するとの情報が入ってきた。
1月3日に「一杯のスープから」の例会&新年会をやった時に、
選挙の投票率を上げたいよね~という話が出て、
その中で、娘が「選挙権のない中高生たちに候補者を調べてもらって、
誰が良いか考えてもらったらどうかな」というアイデアを出した。
!!!
ナイスなアイデアだ!!
ということで、見出しの講座(ワークショップ)を行うことにした。
思いついたのが3日で、実施が10日だから、我ながら無茶苦茶のスケジュールだと思う。
でも、ちゃんと企画を考えて!なんてやってる余裕はないのだ。
急な呼びかけにも関わらず、中学生2人の女子とそのお母さんたち、スープの会代表の小椋さんが参加してくれて、計7人で開催した。
リサーチタイム!
2人ずつペアになって、候補者を割り振って調べることにした。
①古田肇現知事 ④新人新田ゆうじ氏を調べたのは、小椋さんと娘。
②元官僚の新人江崎よしひで氏を調べたのは、お母さんペア。
③「新日本婦人の会」会長の稲垣とよ子氏を調べたのは、中学女子ペア。
新聞、リーフレット、チラシなどの紙媒体と、ネット情報(ホームページ、TwitterやFacebookなどのSNS、YouTubeの動画)を使って、
①名前・年齢
②経歴・職歴・団体
③立候補した理由
④公約やスローガン
⑤人柄的なこと
こんな内容を調べてから、紙に手書きで書いてもらった。
まとめタイム!
書けたところで、発表タイム!
中学生ペア。上手く発表できて、素晴らしい!
稲垣氏が当選したら、岐阜県初の女性知事になる。
候補者としても女性は初なのだそう。
お母さんペア。
江崎氏の写真があまりにプロっぽくて、それがかえってうさん臭さを感じさせるとのこと。
でも、「人生100年の幸せの形」というフレーズには魅力を感じたよう。
古田知事と新田氏、二人を調べた大人ペア。
新田候補は情報が少なかったよう。
せめてホームページは欲しいよねという話になった。
古田知事については、けっこうネガティブな情報もあったよう。
(詳しくは下の画像を見てね)
手書きのまとめの画像
※写真が小さくてスマホでは読みにくいかもしれない。
詳しく知りたい人は、連絡くださいね。
投票タイム
発表をしあったところで、それぞれが誰に投票したいと思うかを紙に書いて、
せ~の~で、見せ合った。
稲垣とよ子氏 4票
江崎よしひで氏 3票
という結果になった。
ところで、知事選の投票率ってどれくらいか知ってる?
な、なんと、35%くらいなんだよね。
3人に1人しか投票に行っていないってこと。
これにはびっくりした。
でも、この資料を見ると、どの知事も3選か4選という感じで、何年間も知事をやっているんだよね。
これは、その知事がすごく良かったからというよりも、特に問題もなくて、辞めさせる理由もなかったのだろうし、他には「俺がやる!」と挑戦する人もいなかったということ。
そうだとすると、まあ特に投票する意義も感じられなくなるのは分かる。
でも、今回の選挙は、なんたって保守分裂!
そこに、初の女性候補!
誰に投票するか?
一人一人の行動に岐阜県の未来がかかっていると言っても過言ではない。
子どもたちに少しでも明るい未来、住みやすい岐阜県を作ってあげたいと思う。
最後に、
参加してくれた皆さんの感想
<中学生>
・政治家ってダメなところがあると思ったけど、公約を見てちゃんと考えていることが分かった。
・選挙出来るようになったら選挙に行きたい。
・選挙に限らず、調べ方が分かったので良かった。
・選挙の方法って、ただ誰に入れるかだけでなく、作戦みたいな深いものがあると思った。
・またこういうのがあったら、政治の仕組みなども一緒に学びたい。
<おかあさん>
・ただ選挙にはいきなさいと言われるだけで、その時その時、頼まれた人とかに投票してきたけど、こうやって詳しく調べて選挙することは大事だと思った。
・子どものうちに学ぶことが大切だと思う。
・若い時は単にこの人が良いと選んでいたが、最近は「勝たせるなら・・」ということを考えて投票するように変わってきた。
・普段周りの人とは話せないような、政治や社会の話が出来たので楽しかった。
<大人>
・日本は長年保守勢力で固まってきた。そこを変えないと世の中が変わらないと思う。
・このままでは民主主義は守れない。とにかく、変えたい!
・選挙について白紙の状態の子どもたちに調べさせたらどうかと思ったが、これだけ情報にアクセスしやすい時代になっているのに、思ったより候補者の情報がまとまっていないと感じた。
・こんなに候補者のことを真剣に調べたのは初めてだし、楽しかった。
<後から送られたメッセージ>
今年は衆議院選挙が予定されている。
その前にも、こうしたワークショップをやりたいと思っている。
今回迷ってやめた生徒や大人もいるようでなので、その時はぜひ参加して、
たくさんのことを学んでほしいなあ!