初めての合宿、二日目。
最初に質問。
この写真は何をやっているところでしょう?
一日目はこちらをご覧ください。
朝6時ごろに起床し、6時半からラジオ体操をした。
みんなちょっと眠そうだけど、ちゃんとラジオ体操していた。
朝の身支度がすんだところで、2つのグループに分かれて、
片方は朝ごはんの準備。
もう片方は、お昼ご飯に作るニョッキという料理で使うジャガイモを茹でるという作業をしてもらった。
さすが中学3年生と思える、手際の良さとチームワークが随所に見られた。
お味噌汁も上手にできていて、お代わりした子もいた。
夕べのカレーも残っていて、食べている子もいた。
女子の一人が、
「私は最近ご飯をあまり食べていないのだけど、ここではよく食べたから、太ったかも?」と話してくれた。
いや、痩せているのだから、もっとしっかり食べて身体を作ることが大事だよ。
予定では片付けを済ませて、朝の勉強をやることになっていたが、
早めに終えたので、じゃあ、ニョッキの生地作りもしてしまおうということになった。
茹でたジャガイモをつぶす。
ここで出てきた便利グッズは、イタリア製のジャガイモマッシュ器。
ミラマールのシェフから借りてきた。
面白いほどどんどんマッシュ(つぶす)できた。
マッシュしたジャガイモに、玉子の黄身を混ぜ込み、小麦粉を少しずつ混ぜながら練っていく。
粘土で遊ぶような感覚で、みんな楽しそう。
出来た生地を棒状にして、それを細かくちぎり、丸め、
フォークの背を使ってコロリと丸めるようにすると、ニョッキが出来上がり。
こんなにたくさんできた。
これをお昼まで寝かしておく。
それから、勉強をスタートした。
みんなが勉強している間に、スタッフのあまことひかりさんが、ニョッキにかけるソースを作っておいた。
予定では、ソースも自分たちで作ってもらおうと思っていたけれど、このソースを失敗するとせっかくのニョッキが台無しになってしまうので、スタッフで作ることにした。
(次回やるときは、そこも作らせたい)
さあ、いよいよ最後の食事の準備。
朝作っておいたニョッキを茹でて、ソースをかけて食べた。
欲張ってクリームソースとトマトソースの2種類を一緒にかけてみた。
どちらも美味しかった!
ニョッキがたくさん残ったので、冷凍しておいた。
数日後に食べた時は、ミラマールシェフが味付けしてくれて、お、さすがイタリアン!と思えるお味だった。
さて午後は、2回目の自由時間。
男子3人は釣りに出かけ、
女子たちはカードゲームやカタンというとても面白いゲームに集中していた。
孫のバンビーナもみんなに遊んでもらって嬉しそうだった。
おや、あっちに一人勉強している男子が!
彼は決して居残りとかではなく(笑)、今日で自学ノートを終わらせたいと言って、数学検定対策の勉強に勤しんでいた。
素晴らしい!
けれども、今それ?って気がしないでもない。(笑)
いよいよ楽しい合宿の終わりが近付いてきた。
3時から「振り返りの会」を行った。
男子グループと女子グループに分かれて、良かったことや課題、要望などを出して気楽に話してもらい、その後、まとめてシェアした。
良かったこと
・いつもより集中して勉強できた。
・家だとだらだらしちゃうけど、みんなと一緒だから集中できた。
・スマホ制限があっても(持ち込み禁止とした)、辛いとは思わなかった。
・友だちにすぐに質問したりして、疑問を解決できた。
・ネットから離れて、佐見の自然を楽しめた。
・夏らしいことができた。
・学校では出来ない、調理実習や保育実習的なことができた。
・大家族みたいで楽しかった。
・バンビーナが可愛い過ぎた。
問題点・改善点
・食事の片付けなど、結局全員でやっていたので、初めから担当をしっかり決めておいて、効率的にやれると良かった。
・ピザ作りがしたい。
・時計が怖かった(カチカチという音がでかい?)。
・座卓だったので、ちょっと勉強がしにくかった。
スタッフたちの感想・反省
・天候に恵まれて、充実したプログラムだった。(自画自賛)
・料理や片付け、掃除など、みんなが率先して動けていて、素晴らしかった。
・食事メニューがバラエティに富んでいて、みんなで協力して作れて良かった。
・勉強の集中力が高く、教え合いの雰囲気もあってとても良かった。
・夜のお楽しみ会も楽しめたので良かった。
・メニューを決めておくのでなく、ある材料でメニューを考えて作ることがあっても良かった。(次回へ)
・お楽しみ会を、子どもたちに企画してもらうのも良いのでは?
・調理道具などが足りないものがあったので、しっかり準備したい。
振り返りの会を終えて、片付けと掃除をした。
みんなてきぱきと、自分からやるところを見つけて動いていて、何だか感動してしまった。
ゴシゴシと力を入れて床拭きもしてくれた。
4時半ごろに、次々とお迎えに来られて、無事に初めての合宿が終わった。
子どもたちも楽しかっただろうが、私たちも楽しかった。
今回参加してくれたひかりさんは、大学時代から「野外活動サークル」に入って活動をしてきているそう。
久しぶりに合宿に参加出来て、すごく楽しくて有意義だったと言ってくれた。
私たちだけではとても大変で手が回らなかったと思うので、ひかりさんのヘルプはとても大きかった。
ありがとうございました。
時遊庵オーナーも、嫌だと言いながらも夜のプレゼンの準備をし、良い話をしてくれたり、釣りに行く男子の案内をしてくれたり(行く道の草刈りもしてくれた)大変お世話になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
そして、男子の感想にも入っていた、孫(通称バンビーナ)もみんなに癒しを与えてくれて、参加させて良かった。
最後にみんなに遊んでもらっている写真を!
夕食作りの時にはおんぶまでしてくれた男子がいた。
きっと自分の子どもを育てる時に役立つと思うし、良い思い出になるだろう。
今回コロナ禍で様々な行動制限がかかる中で、みんなが参加してくれたことが嬉しかった。
コロナ前には当たり前にできたことが、できなくなっている状況。
子どもたちの学びの場、育ちの場が奪われてしまっていることに危機感を感じる。
学校では出来ないのなら、私たちが出来る限りのところで、学びの場、育ちの場を創っていきたいと思っている。
終わり