塾を始めて以来、ずっと子ども合宿かキャンプをやりたいと思ってきた。
我が子たちが小学生の時、飛騨萩原町というところに(現下呂市)「赤かぶ」という民宿があり、そこが毎年夏休みの後半に4泊5日の子どもキャンプを開催していた。
山の中にあるキャンプ場で、子どもたちは大人や高校生などのスタッフの指導を受けながら、自分たちで食事を作ったり、様々なアクティビティに挑戦する。
特にご飯作りは、ある材料を使って自分たちで献立を考えて作るのだが、失敗して食べられなくなることもあるという、けっこうシビアなキャンプであった。
その中で子どもたちは、自立心を身に付けたり、協力することの大切さを学んだりする。
学校でもそういう力は身に付けることができるが、学校よりずっと厳しい条件下での活動では、比べ物にならないほどの経験をすることになる。
そんなキャンプに我が子二人は、何年か参加し、オーナーの尾藤さんからも、高校生になったらスタッフになってきてほしいと言われるくらいに成長した。
だから、塾生たちにも、普段の学校生活や家では経験できないようなことを経験させる合宿をやりたいと思っていた。
昨年企画を立てたのだったが、残念ながら参加者が一人しかおらず実施できなかった。
今年は参加者が4名となり、晴れて実施することができた。
やってみて、子どもたちの楽しそうな様子を見、普段できないことができた達成感などを感じることができ、やはり、子ども合宿をやることの意義を実感した。
様子を写真も交えて書いてみたい。
11時に集合したあと、お昼ご飯のおむすびを作った。
素手でおむすびを握ることって、最近では大人でも少ないようだが、自分の手でお米の感触を感じながら握ることはとても楽しいし、できたおむすびは最高に美味しい。
トマトやキュウリのサラダはスタッフで準備した。
お昼からは楽しみにしていた川遊び。(写真無し)
川から上がっておやつを食べてから、夕飯作りをした。
メニューは夏野菜カレー。
まずはお米とぎから。
お米は鍋で炊いた。
普段は炊飯器で炊くことが多いと思うので、鍋でも美味しく炊けることに感動する子どもが多い。大人でも同様だったりする。
野菜を切る。
慣れない包丁さばき。
肩に力が入っている子どもたち。
カレールーを入れて煮ている間に、切った野菜を炒める。
ようやくできたカレーを自分でよそう。
出来上がった夏野菜カレーとサラダ。
夕飯後は、順番にシャワーを浴びてから、お楽しみの花火。
この夜は、大量の虫が発生し、花火の明かりに虫が集まってきた。
虫の苦手な子だったら、もう嫌だ~と逃げ出すほどの虫たちだったが(今までにこんなことは初めて)、子どもたちは全然気にせずに楽しんでいた。
その後、布団を準備した後しばらく枕投げをして遊んでいたが、10時前にはみんな就寝した。
翌日は6時半頃起きて、みんなでラジオ体操をした。(写真はなし)
それからみんなで朝ごはんを作った。
ご飯を炊いて、味噌汁を作り、玉子焼きを焼いた。
ご飯の後は、みんなでゲームをして遊んだ。
その中の一つ、『お題スケッチ』
お題に沿って、各自が好きなようにスケッチをする。
描けた作品を見せ合って、みんなで品評会をする。
この作品が一番細かく描いてあった。
右上の絵は思春期を迎えた6年生らしいかも(笑)
その後、みんなで部屋の中でかくれんぼをしたりした。
かくれんぼ、けっこうみんな楽しそうだった。
押し入れに隠れているところ。
お昼ご飯は、ホットプレートで焼きそば作り。
なんとも大胆な焼きそばになった。
私たちスタッフは自分たちで丁寧に作って食べた。(笑)
午後はまた川遊びに出かけた。
お天気続きで、水量も少なく危険もない。
のびのびと泳いでいた。
3時前に戻って、みんなで掃除をしたあと、振り返りの会をして、
最後に記念写真を撮って解散した。
「毎月やってほしい」という言葉が聞かれた。
それほどに楽しかったということ。
毎月は無理でも、来年と言わず、秋とか春にできたら良いなあ。
参加してくれたボーイズ、ありがとう。