poppinzmamablog

関わってくれている子どもたちや、その親御さんへ向けて発信しています。健やかな育ちを願って!

そこまで必要?

新型コロナウィルス感染症

 

3カ月もの長期休業が終わって、やっと学校が再開しましたね。

 

わあ、嬉しい!!

 

と喜んでいるわけにはいかない状況があちこちに見られます。

 

 

この前から、ネットニュースなどでフェイスシールドを付けた生徒たちの写真を見ていましたが、


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今朝の中日新聞の一面を見て、あ~~~と思わず、声を上げました。

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第二波が来ないために?

 

あるいは、第二波がやってきたときのために?

 

 

ずっとマスクを着けて生活するって、辛すぎませんか?

 

その上、一日中フェイスシールドを着けている負担って、どれくらいなのでしょうか?

 

子どもたちにこれを続けさせるメリットより、

 

デメリットの方が大きくないでしょうかね?

 

 

新聞記事で、子どもの感想として、

 

「給食を食べる時に、箸がひっかかって、食べにくかった」

「隣の子に話しかけたけど、気付いてもらえなかった」

というものが載っていたので、ちょっとだけ安心しました。

 

正直な気持ちを言えたし、それをちゃんと書いた記者さんにもね。

 

だって、ネットニュースでは、中学生の感想は

 

「コロナに感染しないから安心です」とか「コロナにかかるより良いです」と言っていたのです。

 

コロナってどんだけ怖い?

 

 

私が最近信頼できると思えるお医者さんの記事を下に貼り付けます。

 

長いので読むのは大変かもしれないけど、

 

ものすごーく簡単に言うと、

 

子どもは感染しない!

 

感染しても、気付かないほど軽く終わる!

 

 

こう言うと、子どもが感染源になって家族のお年寄にかかったらどうするんだ?!

 

という声が聞こえてきそうですが、

 

毎年流行るインフルエンザでも、同様のことがあるわけです。

 

インフルエンザでは何千人も亡くなっているし、子どもの死亡者も何人かはいるのにね。

 

 

今のところ、ここまでやっている学校は少ないけれども、

 

これが日本中のスタンダードになっていなかいことを願っています

 

 

本間真二郎医師のFacebook記事より

 

『COVID-19は子どもではとても軽い感染症である』
主要なメディアでは、ことあるごとにCOVID-19の子どもや若年者での発症や重症化が繰り返し報道されます。
実際に、子ども(通常は15歳以下)の現状がどうなっているかをまとめていたのですが、すでに日本小児科学会のホームページに「小児の新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見の現状」としてまとめがありましたので紹介します。私の意見ではなく、日本小児科学会の正式な見解になります。
リンク先をみてほしいのですが、専門的な内容も含まれていますので、とくに重要な部分をピックアップし、さらに私の解説を加えました。
①COVID-19患者の中で小児が占める割合は少ない
②学校や保育所におけるクラスターはないか、あるとしても極めて稀
〜私の補足〜
つまり、休校の処置や活動制限自体が不要と考えられます。
体は2m以上の距離を保つ?会話は真正面を避ける?教師や生徒がフェイスガードをつけて授業?歌は心の中で歌う?チーム競技を中止し、個人練習のみ?水泳の授業の停止?・・・これらはとても異様な世界に感じます。
以下のリンクもご参照ください。文科省 学校における衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~
合唱は当面取りやめ「心の中で歌を」・今年度は水泳の授業は無し…名古屋市が学校再開に向け方針
③小児では成人と比べて軽症で、死亡例は殆どない
〜私の補足〜
海外の論文で小児の死亡が報告されているもののいくつかを示します。すべてPCR検査で感染を確定した例でのデータです。真の感染者数はPCR検査による報告数の数十倍から数百倍にものぼることが推定されていますので、実際の致命率はさらに大幅に低下することが予想されます。
中国 44672人中 1-19歳の死亡者数 1名(致命率0.002%)
イタリア 22512人中 1-19歳の死亡者数 0人(致命率0%)
ニューヨーク市 185206人中 1-17歳の死亡者数 1名 (致命率0.0005%)
日本 16362人中 1-19歳の死亡者数 0名(致命率0%)
国や地域により全体の致命率やS/L型、A/B/C型など流行している型の違いなどが指摘されていますが、これらに関わらずCOVID-19では、子どもでの死亡がとてもとても少ないことが最大の特徴になっています。
中国での報告が出た時に、私も子どもでの死亡はほとんどないと記事にしたのですが、その後のイタリアでも、ニューヨーク市でも、そして日本、その他でもまったく同様の傾向がみられます。
インフルエンザでは、脳炎脳症の合併がありますので、子ども、とくに2歳以下での致命率も高くなっています。
この致命率ではCOVID-19は、インフルエンザは言うまでもなく、通常の風邪以下の危険度と言っていいでしょう。致命率だけが病気にとって重要なわけではありませんが、少なくても子どもは、ほとんど死に至る事がない病気になります。
SARS-CoV-2は鼻咽頭よりも便中に長期間そして大量に排泄される
〜私の補足〜
これは、成人での報告もすべてそうなっています。しかし、成人も含めて、便からのウイルスの感染性はないと思われます。PCR検査はウイルスが死んでいても(正確には活性がなくても)検出されますが、便中のウイルスは試験管内で培養しても増えません。
⑤小児患者は経過観察または対症療法で十分である
〜私の補足〜
つまり、治療は必要ない、病院の受診すら必要ないということです。
もちろん、予防にワクチンも必要ありません(風邪にワクチンは不要)。
⑥妊娠・分娩においての感染は母子ともに予後は悪くなく垂直感染は稀。新生児の感染は数が少なくて明らかではないが重症化を想定しておく必要がある
⑦学校や保育施設の閉鎖は流行阻止効果に乏しく、逆に医療従事者が仕事を休まざるを得なくなるために COVID-19 死亡率を高める可能性が推定される
〜私の補足〜
とても重要な指摘になります。活動制限により、むしろ全体の死亡率が上昇するであろうということです。
⑧教育・保育・療育・医療福祉施設等の閉鎖が子どもの心身を脅かしており、小児に関してはCOVID-19関連健康被害の方が問題と思われる。
〜私の補足〜
これも、とても重要な指摘になりますね。
補足ですが、日本小児科学会のホームページには、小児におけるCOVID-19関連のこれまでの主要な論文の要約とリンク先もあります。
また、COVID-19が川崎病様の合併症を認めることがあることが報道されました。これも、小児での重症化を印象づけています。
川崎病は、ほとんど子どもだけにみられる現在でも原因不明の病気です(心臓に重大な後遺症が残ることがあります)。川崎病は日本以外での症例の報告はほとんどありません。
これに対しての日本川崎病学会の正式な声明の要約は・・・
「令和 2 年 2 月~4 月の川崎病患者数、重症患者数は共に平年並みか減少している。報告された小児の COVID-19 患者はいずれも軽症 で、欧米で報告されているような川崎病類似の重症例、川崎病と COVID-19 との合併例共に確認されていない。」ということです。
つまり、現時点では、川崎病のほとんどの患者が発生する日本においては、COVID-19と川崎病との関連はない(川崎病患者の全員がPCR検査で新型コロナウイルス陰性)ということになります。
川崎病は病態的にはサイトカインストーム(免疫の暴走)と考えられています。COVID-19の重症化例では、サイトカインストームが一つの特徴ですので、海外の例はそれに伴う症状かもしれません。
流行の初期は推測や手探りでの感染症対策がなされてきましたが、現在は様々な研究によってCOVID-19の実態が明らかになってきました。
現時点で最も大切なのは、何よりも子どもを持つ親御さんたちを安心させる情報だと思いますが、子どもや若年者での患者の発生や重症化が報道で強調される理由はどこにあるでしょうか?
・これまでに書いた記事のまとめは以下を参照してください。
私の新刊「感染を恐れない暮らし方」も6/11に発売になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。